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子どもらの心の叫び「いのちの詩(うた)」

ツイッターで偶然知った、
心がシンとなる、朝日新聞のネット記事。
そのまま転載します。

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「詩を読むから聞いてね」。府内のとある小学校。
スクールソーシャルワーカーの松下睦子さん(65)
=吹田市在住=が詩の朗読を始めると、
騒がしかった教室が静まった。

 「おかあさんのこと」(4年・A)

わたしが 五さいのころ
お母さんは お父さんとけんかして 死にました
それは みんながねている時
わたしだけ ねていませんでした
二時ごろお母さんがおきてきて トイレに行ってベランダに行きました
わたしは ふとんの中でずっと見ていました
お母さんは ごみばこの上にのってとびおりるのを見ていました
わたしはなきながらふとんの中に入って ずっとないていると
いつのまにか ねていました
朝 起きたら電話がかかってきて とてもうるさかった
お母さんは十階から落ちていきました。


 松下さんは大阪市で長く小学校教諭を務め、
国語や道徳の授業で詩を多く書かせてきた。
校長で定年退職した後も臨時講師やカウンセラーなどとして
府内の学校を訪ねて、
子どもらに詩を書かせたり、読んで聞かせたりしている。

 子どもらは肉親の死、いじめ、親の離婚や暴力、貧困、
コンプレックスをときに詩で表現した。
松下さんは、詩には「しんどい状況を表現によって生きる力に代える」
というカウンセリングのような効果があると考えている。

 夫との関係に悩み自殺すら考えた30代初め、
カウンセラーに悩みを打ち明けて、受け止めてもらうことで、
生きる力がわいた経験がある。
「悩みを語ることと、乗り越えることは同時進行だ」と
身をもって知ったという。

 冒頭の詩は、20年ほど前に受け持った女児Aさんが書いた。

表情に乏しく口数の少ない女児に、
松下さんは親の暴力や差別の経験などを吐露 した
子どもの詩を読んで聞かせた。
ある日、女児は母の死を詩にした。
松下さんは「よう書けたね」と言って泣いた。
女児は1週間後、別の詩を書いた。


 「好きな色」

わたしは 赤色が好き
夕日が 好きやねん
夕日って
めちゃんこ きれいねんで
なくなった お母さんが
夕日の中にうつるかも知れんで
夕日を見ながら
お母さんのことばかり思い出す


 松下さんは、女児が新たな一歩を踏み出したのだと感じた。

 詩を書かせるときは、「自虐ネタ」を打ち明ける。
「聞いてくれる? 先生が子どもの頃、ほんまに貧乏やってん」
「ウンチ間に合わなかったことあってな」

「みんなもつらかったことや恥ずかしかったこと、ある?」
「あるー」
「それなら書けるかな?」

 子どもは楽しいことやうれしいことは、
自分から「先生、聞いて聞いて!」と語りかけてくる。
詩では、心の奥底に隠した「暗い、しんどい思い」を引き出そうとした。

 そんな風にしてできた詩を朗読しあって、
「自分だけがしんどいんやない」「あの子もつらいねんな」と、
お互いを思いやる気持ちが育まれていったという。

 松下さんがAさんの詩を読み上げた学校で、
教師やクラスメートへの暴力行為が目立つ男児が、
同級生の女児への思いを書いた。
「人を好きに なるって、とってもいいことだね。よく打ち明けてくれたね」。
いとおしさがこみ上げた。
「何から何まで悪い子なんていない。
葛藤(かっとう)を抱えなが ら、誰もが汚れていない部分がある」

 松下さんは、子育てに悩む母親や
教室運営にストレスを抱える教師らの「駆け込み寺」として
自宅を開放している。

8月に子どもの作品を集め た詩集「いのちの詩(うた)」
(182ページ、一莖書房)を自費出版した。1890円。
問い合わせは松下さん(06・4864・1360)へ。


ーーーーーーーーーーーー
夕日の詩は、やばい。
私の父がダンプと正面衝突して、内蔵がつぶれて一瞬で死んだこと。
11才の時の事だから、そんなこと普段は忘れている。
でも辛い時、たまに考えてしまうと、心臓がぎゅーとなる。
でも私もお日様を見るたびに、
この温かさがパパなんだ、と思ったりする。本当にたまにだけど。
この女の子が、夕日の中にお母さんを見るように。

繰り返し読みたい記事だったけれど、
新聞のネット記事ってぽっと消えちゃったりするから、
ブログに記録してみた。



お母さんが
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夕日の中に映るかもしれんで
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テーマ : 生き方
ジャンル : ライフ

コメントの投稿

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No title

こどものころ、なんか両親、先生の顔色ばかり見て育った気がする。

自分のこころ、うけとめてくれる人いなかったような。。。。

松下先生のように「詩」を書かせること、とてもいいことですね。

こどもって、けっこう複雑なかんじょうをかかえている。人につたえることってなかなかできない。

でも「詩」だったら伝えられるかも。そして表現できる場があることがすばらしい。

圭子さん、素敵な記事の紹介ありがとうございます☆

No title

いいお話、有難うございました。
悩みは誰かに相談しようと思ったとき解決に向かっているのかも知れませんね。
その相談を受け止めてくれる人が問題ですが・・・。

No title

めがねさん ありがと。

関係ないんだけど、めがねさんて男性なんだね?!
この間「ぼく」って書かれていて初めて分かったよ。
ずっと女性だと思ってたよ~~
ヨガをやられていらっしゃるのでしたっけ?
ヨガやってるとみんな性別の雰囲気がなくなってくるのかな~

No title

とむさん、私に相談してくれていいんですよ。
ボロクソに笑ってトラウマにしてあげます。

太伯「とむさんやめて!ゼッタイ圭子ちゃんに相談しちゃダメ!」

No title

圭子さん、バレタでごわすか?

おいどんは男でごわす。

ヨガはアシュタンガヨガをやってるでごわす。

スタジオデビューは怖かけん、自宅でDVDを観ながらプラクティスをシコシコやっとるでごわす。

ちなみに顔は不細工めがねでごわす。
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