vol.68 インドで犬を断られる(再び)

犬連れインドヨガ滞在記

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「イソップさーん!ありがとうねー!」
というわけで、10日間のヨガスタディーセンターのコースを終え、
体も心もすっきりした圭子ちゃんは、
水シャワーしか出ないイソップゲストハウスを出た。

ボロボロの宿だったけれど、オーナーのイソップさんはとてもいい人で、
いつも太伯の体調も気遣ってくれたし、
犬と一緒でも快く泊めてくれた。

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       すっかりリキシャは慣れたもの、の太伯。
          「風がオレを呼んでいるぜ!」


インド滞在も後半。私は前から下見しておいた、
アナンダ・プラカーシュ・アシュラムに移動しようと、
リキシャに乗っていた。
 
キャリーケースと、バッグと、太伯と、杖と。。。
リキシャ一台をチャーターし、のんびり40分ゴトゴト。約200円。
 
「着いたー!」

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リキシャから大荷物をガタガタと下ろす。
太伯も降りてくると、
アナンダプラカーシュアシュラムの若い受付の兄ちゃんが、
息せき切ってやってきた。
「き、君こないだ下見に来た日本人だろう。
い、犬なんか、ダメだよ。」
 
私「うん。だってアシュラム自体はどうせ満室で泊まれないのでしょう。
だからアシュラムと提携している、
この目の前のゲストハウスに泊まろうと思って。。。」
 
アシュラム提携のゲストハウスの親父も息せき切ってやってくる。
「い、犬なんか、ダメだよ。犬なんかダメだよ。」
 
分かった分かった。落ち着けよおっさん達。

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私「ヨガニケタンでも、別のゲストハウスでも、
うちの犬は何の問題も起こさず、
快く許可していただけましたが。。。。」
 
可愛く言ってみたけれど、
 
受付兄ちゃん「それぞれのアシュラムには、
それぞれのルールがあります。
よそではOKでも、うちではダメです。
規則と規律というものがあるのです。」
 
私はニッコリ笑った。
そうですか。
 
私「OK, I understand. Ah,sir..would you do me a favor for instead.
I want to have a word with Swami Vishwa ji.
If he says the same thing, i'll just simply leave, and find somewhere else.」
 
オーケー、理解しますわ。あの、変わりに一つだけお願いしても良いですか?
このアシュラムのスワミ(アシュラムで一番偉い人)、
ビシュワ氏に一目お会いしたいのです。
彼にも同じ事を言われたら、すぐにおいとまして他の宿を見つけますわ。

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受付兄ちゃんはしぶしぶと、
スワミビシュワ氏の居るフロアへ連れて行ってくれた。
太伯を最初に見せたら印象が悪い、と思って、
犬バッグに入れてファスナーを閉める。

5~6人のインド人おっさんたちが輪になって椅子に座っていた。
 
え?だれがスワミなんだろう?
 
受付兄ちゃん「あの一番若い彼がスワミであらせられる。」

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        これがヴィシュワ氏。
エマいわく、「ただの兄ちゃん。」圭子いわく、「ヨガビジネス野郎。」

 
えーっ、彼がスワミですか!
ビシュワ氏は私より年下で32才かそこら、らしい。
たいていスワミというのはヨボヨボのおじいさんというイメージがあったから、
私より若い兄ちゃんがスワミだとは、びっくりした。
 
太伯、いくぞ。よく見てろ。
お前も、自分の運命はこうやって、自分で切り開いて行くんだ。
 
ガバッ!!!私はその輪の中に土下座した。
 
私「Hello, Swami Vishwa ji.
I'm a japanese、 traveling with my dog.」
 
スワミビシュワさま、はじめまして。犬と旅している日本人です。

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なんだなんだ、と周りのおじさん達は目を丸くする。
ビシュワ氏も驚いて笑って、やめなさい、立ちなさい、と制する。
 
私「no,no,no, please..let me..beg you...」
 
いえ、お願いです。このままで。
 
私「どうかこのアシュラムであなたのヨガクラスを受けさせてください。
町で皆があなたの噂をしていて、私はぜひあなたのクラスを受けてみたいのです!
私の犬は躾されていて、躾のなっていない人間よりもきれいに部屋を使います。
私が号令をかけた時に外でしか排泄しません。
宿をきれいに使う事はお約束します!」
 
わっはっは、とおっちゃん達は盛り上がる。
ビシュワ氏もクスクス笑う。

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ビシュワ「そう言われても。。。
肝心の犬は一体どこにいるんだい。」
 
私「へっ?だから、ここに。。。」
 
そうか、私は犬バッグを体にななめがけしていたので、
太伯と一緒に土下座しているつもりだったけれど、
 
まさかこの中に犬が入っているとは思われていないんだ。
ファスナーを開けると、ピョコン!と太伯が首を出した。
 
どっ!!!と笑うおっさん達。
 
太伯はバッグから出てプルプルっと体を振ってから、
やあ!ぼく犬!よろしく! とみんなに顔を向けた。

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わはははは!と大笑いするビシュワ&おっさん達。
 
よーしいいぞ、太伯!いい登場の仕方だ!
 
私は太伯に「sit !」「 laydown !」「stay !」 と言って、
お座り、ふせ、待てをさせる。
 
ポケットのおやつをビシュワ氏の足元に置き、
しばらく「待て」をさせたあと、
「。。。。。OK!」と言って初めて、太伯がおやつを食べる。
 
おおーーーっ、とどよめくおっさん達。
 
ビシュワ氏「うむ。。。トレーニングされた犬が
世間にいるという事は知っているよ。。。」 
 
ビシュワ氏は受付の兄ちゃんに何かをゴショゴショと話した後、
「アシュラムは満室だから、うちの提携の隣のゲストハウスで。
本当は一泊900ルピー(約1800円)だけれど、
750ルピー(1500円)にしてあげましょう。」
 
と言ってくれた。

ヤッター!!!


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       「ヤッタヤッター!!!」by 太伯

私、飛び上がる。太伯、踊る。

サンキュー、サンキュー、ビシュワ氏!!!

ゲストハウスに太伯と戻って、
スワミが泊まっていいってさ!と告げた時の、
マネージャさんの苦虫をつぶしたような顔。

まーまーおっちゃん。
泊まることには変わりないんだから、どうせなら仲良くやろうや!

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こうして、アナンダプラカーシュの日々が始まった。


 
 けいこちゃんそれはただの
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vol.69 エマと再開する

犬連れインドヨガ滞在記

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 新しいゲストハウスで朝起きると、
まず太伯に首輪をつなぎ、
玄関を出て外でおしっこをさせる。
 
私「ワンツー、ワンツー、。。。」
 
次はウンチ。
 
私「ワンツーツー、ワンツーツー。。。。」
 
号令通りに排泄をすませる太伯を、
ちゃんとマネージャに見せて、
安心させる。
ほら、ウンチとおしっこは外でしてますよー。
お部屋はきれいに使ってますよー。

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このタポバンと呼ばれるエリアは、
リシケシの観光地エリアの中では一番山の高い位置にあって、初めての場所。
ちょっと近所に散策に行こう、と散歩に出ると、
前から日本人男性が歩いて来た。
 
私「あ!えーとえーと。。。。ニンニン!」
 
日本人「あ!圭子ちゃん!」
 
わあ~~~~~!!!!と抱きつく。
 
ニンニン「元気だったー?全然会わなかったねー!」
 
私「ニンニン達に会ったあの日にハゲにしてて、ガンジス川で泳いだら、
風邪で寝込んでたんだ(^^;)。
あと昨日まではちょっと離れた町内で、アイアンガーヨガのコース受けてたの。」
 
ニンニン「犬は?タイハクだっけ。」
 
私「元気だよ。皮膚病になったけどもう直ってる。エマは元気?」
 
ニンニン「ここからすぐの宿に泊ってるよ。行ってみる?」
 
私「うんうん!」

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ニンニンの写真が、これだしけしかないのです。太伯を散歩させてくれている所。

エマのゲストハウスに案内されると、私の宿からもすぐ近くの所だった。
なんだーこんなに近くだったのかー。
これからいっぱい会えるね!
 
ニンニン「えーまー!」
 
部屋に入ると昼前なのにベッドにぐったり寝ているエマ。
 
私「エマー!元気ー?圭子だよー!覚えてるー!?」
 
エマ「ああ圭子。。。夕べ遅くてさ。。ちょっとそこの水とって。。。」
 
そんだけかよ(笑)。もっとなんかこう、感動の再会とかないの(笑)。
 
ニンニン「じゃー3人の再会を祝って!今日は飲みにでも行きますか!」
 
エマ「んー。じゃ着替えるから出てって。」
 
ニンニン「40秒で支度しな!」
 
ドアの外に出る私たち。
 
私「。。。それ、なんだっけ?
”40秒で支度しな”、って、なんか、聞いた事ある。。。」
 
ニンニン「ラピュタで、海賊のおばさんがパズ―に言うセリフじゃん。」
 
大笑いした。
 
私「すごい(笑)、言っていいんだそれ。大人が日常会話で(笑)。」
 
ニンニン「当たり前だよ!」
 
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「シータを助けたいんだ!」

しばらく3人の間で、「40秒で支度しな!」が流行った。
ちょっと待って~と言うと、
すぐ「40秒で支度しな!」がこだまするインドの街角。
日本のアニメパワー恐るべし。
 
バタン!と音がしてエマが出てきた。
 
エマ「お待たせ。」
 
バンジャビスーツで、しなしなと歩き出すエマ。

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人を待たせておいて自分が先に歩き出す。エマとはそういう素敵な女である。
(写真ブレててごめん)


私「リシケシに、お酒飲むとこなんてあるの?」
 
ニンニン「あるんだな。」
 
エマ「あるのよ。」
 
リシケシはベジタリアンタウンで、アシュラム(修行道場)でなくとも
街中の人々も肉やお酒を摂取しない。
まず肉やお酒を売っているところがないし、
それで不自由する事もない。
 
これだけは、インド、いいなあ、と思う部分だった。
日本には美味しいものが溢れていて、
メニューにあったら食べてしまうけれど、
そもそも存在していなければ全然無くて平気なんだよね。肉もお酒も。
 
日本ではインドのタンドリーチキンが有名だけれど、
インド全土ではベジタリアンの方が主流で、
タンドリーチキンを食べるのも一部の人々。
おかげで「ベジタリアン」という言葉はヒンドゥー語にないらしい。
菜食主義はあたりまえの事で、呼び名を付ける必要がなかった。
日本語に「米を主食にする派」という言葉がないように。
 
炎天下の中を30分近く歩いて、山の森の中、スイスコテージという場所についた。

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リシケシで唯一お酒を出すカフェ。
どうりで、少~し嫌なオーラがあった。
店は木漏れ日あふれる素敵なオープンテラスだけれど、
たむろっている西洋人達が、いかにもヒッピー、いかにもガンジャ大好き。
お酒自体は悪い事ではない。でもコソコソ飲むことで、悪いオーラが出る。
私は放送作家になる前は、10年間ヤクザと働いていたので、
麻薬をまとう空気と雰囲気は、もう反吐が出るほどあきている。
 
缶ビールが紙ナプキンに包まれて出て来て、
おおっぴらには、「酒を出す店」と思われたくないらしい。
そこまでして飲まなくともいいなあ(^^;)、とも思った。

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3人でビールを飲んでいると、
後ろのテーブルの西洋人がエマに話しかけてきた。
「どこから来たの?」
エマがあーだこーだと答えている。
 
その様子を見ていて笑った。
 
私はどんな欧米人と会っても全くゆるがない中身に自信があるけれど、
外見はチビこい日本人だから、いとも簡単に差別される事ができる。
 
でもエマは、まず外見にオーラがあるし、
中身のオーラもすごいので、
なんだか話しかけた西洋人のほうが、
「あ、あなたとお話出来て、光栄だわ。」みたいな事を言っていて、
エマはあっそという感じで対応していた。
 
私はクックッと笑った。
いい女だぜ、まったく。

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毎日一緒にいると写真て撮らないもの。
エマの写真も全然少ないのです。


私「ああ~やっと本音でふつーに話せる人たちと会えてうれしいよー。(^^;)
もーみんなリシケシは聖地ね♪とか本気で言ってて、
この浅草の仲見世と変わらないパチもんぶりに、
なんでみんな気づかないのだ?て。
さすがに私の感覚のほうがおかしいのか?って不安になりそーだったもん。」
 
エマ「いるわね。インドは呼ばれた人しか来れないとか言う人。
エアインディアでチケット買えばいつでも来れますけど。」
 
ニンニン「ヨガビジネスで大儲けだよねこの町は。」
 
私「それをさ!言っちゃいけない法律でもあるんかいこの町には。
どいつもこいつも「偉大なる聖地」だの「ヨガの本場」だの、
本気で思ってるんかいこの「ようこそ観光地タウン」に対して
 
私「私はヨガ、初心者なんだよ。
その初心者にレベル低い、て思われるインド人ヨガ先生たちてなんなのよ。
なのにそのインド人先生が言うマントラをありがたがるアメリカ人とか
これこそが本場なのね、とか酔ってる人やら、
「心で感じて」とか言うイギリス人やら、(^^;)
そのフラストレーションを、言える相手がいなかったから、
もーたまってたまって。。。」

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二人「あははははは(笑)。」

ニンニン「で、圭子ちゃんてリシケシに何しに来たわけ?」
 
私「え?ヨガ。」
 
二人「ブッッッッッ!!!」
 
ニンニン「なんだよ(笑)、散々ヨガの文句言ってっから、
ヨガには興味ないのかと思ったよ(笑)
。」
 
エマ「面白いわねー、あんた(笑)。」
 
え? だ、だって。

ヨガやりたかったんだもん。
「なんちゃってヨガ」だと分かった上で来たら、
「なんちゃってヨガ」
だと分かってない人だらけで、
びっくりしちゃったんだもん。

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かくして、良き友を得て、インド滞在は後半へ向かう。
 
エマちゃんのファンで、
エマちゃんのブログを読んでいる皆様、お待たせしました。
これからはエマちゃんが続々登場します。
 
 
おたのしみに!
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ボクもエマちゃん大好き!by太伯
 
 
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vol.70 アナンダプラカーシュ・アシュラム

犬連れインドヨガ滞在記

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私の帰りが遅いと、スーツケースの中に入って
圭子ちゃんの匂いを嗅ぐ太伯。


リシケシに来てやたらとTTC,TTCと耳にした。
「ケイコはTTCは?」と聞かれ、
じゃあ塩コショウとケチャップで、と答えそうになった私に、
それは食べ物ではない、と友達が教えてくれた。

ティーチャ―・トレーニング・コースの略だと。
。。。サンスクリット語の御教えの教授法を、
英語で略してくれてどうも。

ヨガの先生になるための、みっちり訓練コースが、
方々のアシュラムで開催されていた。

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        「圭子ちゃんまだかな。」

ここアナンダプラカーシュアシュラムでも、
一か月間のTTCがあるので、アシュラムの部屋は満室らしかった。
このアシュラムは出来てまだ2年だそうで、とてもきれいで快適。
しかし何だろう、このアシュラムの、
「インドじゃない感じ」は。。。?

 
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汚いインドにも、インドなりの清廉さってあって、
聖典などを売っている本屋はどこも(たとえ駅の本屋でも)
神様の場所として敬意を込めて掃除されているし、
祈祷の歌を歌う場所も、いつも清められている。

でもこのアシュラムには、そういう土着の風習ではない、
なんか他所から来たセンスがあった。

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入口の花飾りも。
花飾りはインドだけれど、
「インドそのもの」というより
「インドっぽく見せてます感」。
花飾りで「WELCOM」と書いちゃうセンスがここの本性で、
花飾り自体がおまけのような。。。

この整った植木鉢。
この「美」には、「西洋人」の視点があった。

しばらくして、
ここのスワミ ビシュワ氏が、カナダでヨガ講師をしていて、
現在は30人のカナダ人生徒を引き連れて、
安いインドでTTCを開催するために帰国している、
と聞いて、一気に納得した。

ど~りで。

このペンキのカラーも

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西洋的に手入れされた芝生も

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階段の踊り場に自分の額入り写真を飾ってるセンスも

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きれいな中庭も

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あのさ、ここさ、






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カナダじゃん。



手洗い場にあるこういう絵。。。
アメリカとかカナダの小学校でよく見るよねー。

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提携のゲストハウスもきれいで、
水シャワーしか出ないボロ小屋から越してきた私には、
天国に見えた。
今でも、リシケシで一番快適な設備がある宿、とは断言できる。

ただオーナーのインド人が男のくせに細かくて、
約束された掃除のメイドは毎日来ないし、
客のランドリーも今日来ると言いつつ明日来るとか、
そこらへんはインドっぽくいい加減なくせに、

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客にはいちいち注文がうるさく部屋には貼り紙で、
「水道と電気はこまめに止めましょう。人類の資源です。」とか
「ドアをバタン!と閉めると静かなご近所に迷惑です。」とか貼ってある。
ちょっと壁が汚れただけで
いちいちペンキを塗り直したりしていて、
そんなに自分の宿が大事なら、
誰も泊めずに鍵かけてろよ、と言いたくなった。

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隣の部屋のイスラエル人リアちゃんはある日、
「我慢ならない!」と言って出て行ってしまった。
「ちょっと泥つきの靴で帰ってきたとたん
これ見よがしに玄関を掃除されたりとか、なんなのよあのオーナー。
それにアシュラムではTTCに大金払ってる生徒30人が大事なお客様で、
あたしたちはまるで小銭でヨガクラスだけ受けに来ている
二番手の客のように扱われて不愉快。」

その言い分はとても良くわかった。
出て行く理由は真っ当だと思った。

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           ぶれててゴメんよ。

エマが私の部屋に遊びに来る。
「きれいねーこのゲストハウス。
あたしここの真裏の宿に引っ越したから、
ちょっとご近所さんの挨拶に来たわよ。」

私「え?ここの真裏にゲストハウスなんてあるの?
そこはいくら?」

エマ「200ルピー(約400円)。」

私「ここ(1500円)より全然安いね!ねえエマ、部屋代、食事代、
ヨガ代が含まれるアシュラムに宿泊するのと、 
ゲストハウスに泊まって、一人で食事したりその都度ヨガ代を払うのと、
結局どっちが得なんだろう。」

エマ「人によるけどあたしは結局外のヨガクラスに行ったり
外食したりしちゃうからね。休暇で来てるし、
ゲストハウスで一人で気楽に生活する以外考えた事ないわ。」

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そんなある日、アシュラムでスワミビシュワ氏が話しかけてきた。
「ああ。。。君を探していたよ。君は日本人だったよね?
我々のTTCにも、一人だけ日本人の女の子がいるんだが。。。」

私「ええ。食事の時など何回か会いました。」

ビシュワ「彼女は英語が話せなくて、
英語のTTC講義を受けるのもずいぶん苦労している。
来週にはペーパーテストがあるんだが、君、
テストの内容を日本語に訳してあげてくれないか?」

私「もちろん。頑張っている彼女の助けになるなら幸いです。」

では詳しい打ち合わせはまた今度。。。と別れようとした時、
私はくるっと振り返ってもう一度ビシュワ氏を呼びとめた。

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私「スワミ。私はそのテストをきちんとした日本語訳にして、
テンプレートデータとしてアシュラムのコンピュータに送信します。
今後あなたのTTCを受けに来た日本人にも、
繰り返し使って頂けるように。。。是非活用してください。」

ビシュワ「ありがとう。それはとても助かるよ。」

私「んであの。。。魚心あれば水心。。。
今の私の部屋、750ルピーなのですが。。。
500ルピーに負かりませんかねえ。。。(^^;)?」

ビシュワ氏はクスクス笑い出して、
君はいつもファニーだ、と言った。 そして
「値段のことは。。。してあげたいが出来ない。。。
なぜならもうすでに2~3回、
ゲストハウスのオーナーから文句を言われているから。。。」

私「文句?」

ビシュワ「犬が汚い、だの。。。いろいろ。。。。」

私「。。。。。。。。。。。。。。。」



あっそう。



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私「行くよ!太伯!」

太伯「ワフッ♪!」

というわけで、
アナンダプラカーシュアシュラムのゲストハウスを、その日に出た。
 
自分の子供が汚い、と言われて、喜んで泊まり続ける母親がどこにいる。
こうやって荷物をまとめてさっぱり旅立つ事は快適で、
「愛犬と旅をする」醍醐味を思いっきり満喫した。


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。。。で、そこから徒歩1分。

私「よおエマ!今日から同じ宿の隣の部屋だよ。よろしく。」

エマ「太伯は?」

私「もちろん圭子ちゃんの魅力で、オーナーにOKと言ってもらったさ。」

どこでも生きていける、太伯と私であった。




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