FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

vol.4 犬バッグ

犬連れインドヨガ滞在記 Vol.4、犬バッグについてです。

CIMG1228_convert_20100912104539.jpg

  「こんにちは。ぼく太伯(たいはく)です。」  

犬と旅行をするのが夢だった。

というか、旅の相棒にしたいがために犬を飼った。

大型犬を好きな私が、小型犬の日本テリアを飼ったのは、

ひとえに「一緒にどこにでも連れて行けるから。」

近所のお散歩だけでなく、

銀座や青山を犬と一緒にショッピングしたかったし、

日本の温泉も、海外の冒険も、犬と楽しんでみたかった。

そうするとですね。

小型犬は体重が軽いと言っても、

「犬バッグ」が非常に重要なわけです。

ペットショップに売っている犬用キャリーケースって、

なぜあんなに箱型で、無駄に重くて、値段が高いのでしょう。

こんなのとか

images_20100912104904.jpg



 こんなのとか

index_20100912104838.jpg


こんなのとか

index_20100912104814.jpg


おしゃれして、ハイヒールはいて、銀座でショッピング、

なんて時に、

あんな「ワンワンキャリーケース」なんていちいち持っていられない。

私が愛用している犬バッグは、

神戸にある犬グッズのお店、「full of vigor」さんのもので、

たためば手ぬぐいくらいの大きさ。

コンパクトにかばんにしまえる。

type03_use07_20100912105047.gif

画像は「full of vigor」HPより。

色と期間限定デザインがたくさんある。

人間の赤ちゃんを抱っこするスリングを、

犬用に改良したようなもので、本当に便利。

きんちゃくを閉じれば電車にも乗れます。

私が持っているのは色がネイビーブルーで、

きんちゃくでなくファスナーで閉じるタイプ。

このバッグに太伯を入れて、私は本当にどこへでもゆく。

バスに乗って、電車に乗って、ショッピングにも山登りにも、

夏祭りにもデパートにも、

カフェにもラーメン屋にも入る。

(犬バッグを私の足下に置いて、一人でラーメンを食べている。

こんなペラペラのバッグに犬が入っているとは誰も思わないようで、

ごっそーさん、と金を払って出て来る。

誰にも気付かれた事はない。)

CIMG0741_convert_20100912105229.jpg

     新宿の隠れ家バーでまさる君と。    

犬と海外旅行をする事は決めていたので、

飛行機に乗せるためのキャリーケースも実は持っているが、

今回インド用の荷物をパッキングしていて、

心底、キャリーケースは、「やっぱり持って行きたくない。」と思った。

スーツケースをひきずって、

加えてパスポートとか入ったハンドバッグも持って、

さらに犬のプラスチックケージなんて持って、

空港をヨタヨタ歩くの?

NO!

私は本当に「女性が重い物を持つ」という事が嫌いで、

(指の形が悪くなるし、女性の手は愛とか優しさとかいたわりとかを

持つためにあるのであって、重い物は男性が持てば良い。)

荷物が多くてヨタヨタしていれば

「さっそうと空港を歩くいい女」のポーズも決められないし、

「いい女は旅の荷物が少ない」という私の信条にも反するし、

CIMG0857_convert_20100912105322.jpg

  原宿・代々木公園でまと君と。  

つくづく、

「なんで飛行機に乗せるためだけに、

こんな四角い箱を運ばなければいけないのか?」

と納得がいかなく感じた。

それで、電話をしてみた。

エアインディアの東京オフィスに。

いわく、

「9月2日のエアインディアに、犬と一緒に搭乗予定の者ですが、

ダメもとで、犬のキャリーケースについて、

ご相談したい事があるのですが。。。」

普段使っている犬バッグで、飛行機に乗せてもらえないか、

ダメもとで交渉してみたかったのでした。

こういうのは、本当に、「人当たり」が物を言う。

「なんだかよく分からないけれど面倒くさいからダメ」と相手に思われない様に、

また、たいがいの会社員は、「自分が責任を取るのがイヤ」と思うだけなので、

「責任はあなたにはない」事を強調する。


電話での切り出しは努めて好印象に、

「お忙しい所恐れ入りますが」

「この様な問い合わせを受けてもご迷惑かと思うのですが」

「犬バッグについてのご判断は、どの部署へご相談したらよろしいでしょうか?」

「検討の余地がありましたら、ダメ元で、打診をしてみたいのですが。。。」

「お手数をおかけしまして恐れ入ります」


犬を連れて飛行機に乗ろうとする人が、変な事をしたら、

他の犬連れの人まで変な人と思われて、

今後犬連れ旅が面倒くさくなる可能性がある。

だから努めて、

「犬連れの客はいい人だ」と飛行機会社に思われるように、

好印象な打診をする。


電話口のおばさんはいい人で、

「そうねえ、そういうのを決めるのは空港長とその飛行機の機長なのよねえ。

成田空港のエアインディアカウンターに電話をしてみたら?」

と言って、電話番号を教えてくれた。


私はこれで初めて知ったが、空港長、という職業があるのですね。

JALにはJALの、

エアインディアにはエアインディアの、

空港カウンターで勤務する中で一番偉い人、みたいな人が。

CIMG0758_convert_20100912105416.jpg

        銀座のドッグカフェで。      

で、電話してみると、空港長のおじさんもいい人で、

「うーん。どんなバッグなのか電話で聞いただけではわからないから、

写真とかあったらファックスしてみてくれる?

あなたが乗る飛行機の機長に見せて、相談してみますから。。。」


YES!!!


私はありがとうございます、ありがとうございます、

と電話口で何度もお辞儀をして、

さっそく犬バッグのHP画像をプリントアウトして、

ご丁寧な打診書をワープロで打った。

いわく、

「エアインディア空港長様 及び エアインディア機長様へ」


「犬持ち込みの際のキャリーケースに変わり、

犬バッグの使用を許可していただきたく、お願い申し上げます。

犬バッグの写真は次ページに添付してあります。

●布のバッグなので、プラスチックケージに比べはるかに計量で、

石油燃料への負担が少なくて済みます。

●犬バッグに包まれた犬は私の足下か膝の上でリラックスしており、

決して鳴かず、粗相もいたしません。

●四角いケージの中で犬がごそごそと動くと他の方に気付かれますが、

布のバッグではシーツにくるまっているような状態のため、

犬が居る事自体を他の方に気付かれた事はありません。

●この犬バッグで日本国内、バス、電車の様々な移動に慣れています。

「世間には犬嫌いの方もいらっしゃる事をわきまえる事が、

愛犬家としての一番のマナーと心得ております。

より他のお客様に気付かれないよう、ご迷惑がかからないよう、

「規定のケージ」よりも「規定の目的」に叶った、

犬バッグの使用を許可していただきたくお願い申し上げます。」


今読むと、そんなバカ丁寧な(笑)、と笑っちゃう文面であるが、

卑屈になってでもこのポイントを通過攻略したかった。

それほどに、重い物を持つのがイヤだった。

(それだけ。)

ファックスをした当日に、

特に相談もしてないんじゃないか?というスピードで、

「あー、いーよー。」

みたいな電話を空港長様からいただいた。


ヤッターーーー!!!!(^^)/


感触としては、たぶん

「布バッグのほうが他の客の迷惑にならない」という事を強調すれば、

どの飛行機会社も認めてくれるのではないか?という感じがあった。

飛行機会社はどこも、プラスチックケージで、

何センチ×何センチで。。。と事細かに決めているけれど、

布バッグの方が犬にも客にも飛行機会社にとっても得なのは事実なのだから、

今後規制がもっとフレキシブルになって行ったら良いなー、と思った。


さて、検疫、チケット、犬バッグ。。。全ての準備はそろった。

次回、日本を出発します。

用意はいいかい?太伯。

CIMG1224_convert_20100912104412.jpg

    「え?僕、 ごはん食べたい。」      


。。。。人の苦労も知らず。。。


以下、つづく!

関連記事

テーマ : ワンコとお出かけ
ジャンル : ペット

vol.5 日本出発

犬連れインドヨガ滞在記、いよいよ日本脱出だーい!

という出発の前日に、

私は雑誌『ヨギーニ』の編集部で夜中まで漫画を描いていた。

インドに行く一週間前に、突然、ヨギーニ編集部からお電話をいただき、

急遽4コマ漫画を描かせていただく事になった。

うつ病で2年以上ブランクがあるのに、

またこうして漫画の仕事をさせてもらえるなんて、ありがたい。

うつ病後初めての仕事がヨガの漫画というのも、とても嬉しい。

感謝だな。ありがたいな。

でも、あの、

眠いです。

CIMG1233_convert_20100912105632.jpg

夜中に漫画を完成させて、オーシマ副編集長にお渡ししてから、

家に帰って、インドの荷物つめて、太伯を洗って、

寝ないまま、早朝の空港行き快速電車に乗り込んだ。

グリーン車には誰もいなかったので、 太伯を出してしばし日本の景色とお別れさせる。

CIMG1231_convert_20100912105730.jpg
         「あっ洋服の青山だ。」


ああ、眠い。。。

こんなバタバタで、疲れている時に旅行とか行ってはいけないのではないか?

でもインドに行ったら毎日ヨガ三昧だから、

そこで思いっきりストレッチして、疲れを取ればいいや。。。

そう思いながらしばしグリーン車で休憩したが、

この考えは間違いだったと、後にインドで知る事になる。


CIMG1232_convert_20100912105822.jpg
        「ふんふんふーん♪」


お前、これからインドに行くんだよ。わかってんのか?

あー楽しみだねえ。圭子ちゃんはワクワクしてきたよ。

日本のせまい価値観や、小さな物の考え方とは、おさらばさ。

外国の自由な空気を吸って、心身共にリラックスしようねえ。

なんて思っていたこの考えも、 インドでは通用しない事を、後に思い知る事になる。

CIMG0702_convert_20100912105948.jpg

(空港の写真がないので、 ポテトの空き箱で遊ぶ太伯をお楽しみ下さい。)

そして、着きました。成田空港。

布バッグにしたとは言え、

5キロの太伯を肩にかつぎながら 自分のスーツケースをゴロゴロするのが嫌なので、

太伯には自分で歩いてもらう事にした。

犬と一緒にエスカレータに乗っていると、 「え。。。。。。?」 と周りの人に見られるが、

「わたくし許可された犬を連れていますが何か?」みたいな顔でいると、

皆怖くて何も言ってこない。

さすがに出発ロビーに到着すると、警備員がうようよいるので 5人くらいが私を見つけて、

「犬はケージに入れて下さい。」と囲まれて言われた。

OK、OK。殺人犯罪者か私は。

 CIMG0710_convert_20100912110042.jpg

あの華やかな出発ロビーの片隅に、小さなドアがあり、

内に入ると一気に昭和チックなビルになっている。

エスカレータで6階へ。動物検疫所に到着した。

「今日出発する書類を提出しております、齋藤と申します。」

「はい、お待ちしておりました。」

「何度も電話で問い合わせてしまって、すみませんでした。」

「いいんですよー。書類は全てファックスで提出されて そろっていますので、

輸出許可証をお渡ししますねー。」

ああ、いい人たち。

そして帰って来る時に必要な、輸入許可証も渡された。

「帰国する直前にインドの獣医さんによる健康診断を受け、

インド政府の上書きとハンコをもらってきて下さい。 帰国に必要なのはこの書類だけです。」

はい。至極明快!

CIMG0704_convert_20100912110126.jpg

そして出発ロビーに戻ってから、 エアインディカウンターでチェックインした。

「あっ、犬連れの齋藤様ですね。」

例の空港長のおじさんがカウンターに居て、声をかけてくれた。

「あの、犬は。。。?」 「この中です。」

「はあーー。こんなバッグが今はあるんですね。」

チェックインカウンターのお姉さん達も、 「え~?犬~?」と沸き立つ。

人間のスーツケースの重量を計る所で、太伯も体重を計られる。

太伯が入った布バッグが、モソモソと動くので、 お姉さん達が「やだ~可愛い~~♪」と沸き立つ。

空港長のおじさんも、「やだ~♪」とは言わないまでも、 口がニコニコして、楽しそう。

空港に限らず、街のどこででも思うけれど、 毎日無機質で変わらない職場に、

犬が一匹迷い込むだけで、 実は、いい大人も、「なんかちょっと楽しそう」になるのだ。

CIMG0703_convert_20100912110259.jpg

太伯の体重×6千円=3万6700円を支払い(イタい)、

「犬バッグの件について、 柔軟に対応していただき、本当にありがとうございました。」

と丁寧にお礼を言った。

今後犬連れでエアインディアを利用する人々も、 いい印象を持たれるように。。。

そして「ワンちゃん連れですので、 一番先に機内へ先導いたしますので、すぐお入り下さい。」

と言われたが、 「出発直前まで外でおしっこをさせてから乗りたいので、

ギリギリに搭乗しても良いですか?」と聞くと、 なにやらトランシーバーで機内に問い合わせてくれ、

それでOK!とのことに。 そんな連絡をする事も、なんだかみんな楽しそう。

それほどに、おしっこの事とか、犬連れ旅のことを、 みんな良く知らないし、

そんな客への対応も、経験した事があまり無いのだ。

CIMG0709_convert_20100912110343.jpg


しかし太伯が全然おしっこをしなかったので随分時間をくってしまった。

空港の外のリムジンバス乗り場を何回うろうろした事か。

おい太伯、圭子ちゃん免税店とか見たかったんだけどな。

日本最後に寿司とかも食いたかったんだけどな。

飛行機に乗せる前提として、昨日は太伯にごはんも水もあげていない。

人間と同じように、飛行機で空腹を我慢するよりも、 おしっこを我慢するほうが辛いからだ。

最後の最後にちょこっとおしっこをしたので、 もう行くよ!とゲートに入。。。ろうとした時、

また一悶着が。

CIMG0713_convert_20100912110434.jpg

入管審査の前に、X線で荷物のレントゲンみたいのを取るではないですか。

その時に、制服のお兄さんに「この荷物はなんですか?」と聞かれ、

「犬です。」と答えると 、「えっ?!」もう、今年一番のバカな客!!みたいな顔をされ、

「犬は貨物室で運ぶんですよ! チェックインの時預けていただかないと!」 と説明しだしたので、

「エアインディアは機内に乗せる事を認めています。 検疫も済んでいます。」

知らないお前がバカなんじゃ、と説明しても、 そこらへんにいる空港職員5~6人が私を囲んで大慌て。

「こんな布のバッグで良いわけないわよ!」

「プラスチックケージに入れて。。。!」

「今からエアインディアの貨物ユニット開くかしら!?」とか大騒ぎ。

私が「あの、エアインディアに電話してみてくれたら分かる事ですから。。。」と言うと、

「トランシーバで、今、確認させていただきますねっ!」と右に左に大慌て。

一生そのダンス踊ってろ。

「ただいま、確認が取れました。 エアインディアは、その犬を承諾しているそうです。。。」

という一言で、その場の職員全員がホ~~~ッと安堵した。

あのさー。すぐに解決する事だから良いのだけれど、その大騒ぎされている間、

私が周りから注目されるのだよね。まるで私が、違法物持ち込もうとしてるトラブルメーカーみたいに。

トラブルダンスを、好きで踊って騒いでいるのは職員の方なのに、

何故に私がいらぬ誹謗中傷の注目を浴びなければならないのか。

その時の私の人権はどうしてくれるのか。

私:「。。。あのですね。小型犬は機内に同乗できるのに、 なぜ空港職員がそんな事もご存知ないのですか?

右往左往して騒がないで下さいよ。みっともない。」 とバッサリ言うと、

「は。。。でも念のため、ワンちゃんバッグの中に危険物がないかを、 確認させていただきますね!」

と言って、なんか指揮棒の先に、丸いチョコワみたいのが着いている、

ピコーンピコーンと鳴る機械を太伯のバッグのまわりにかざし始めた。

モソモソ。。。と動く小型犬が入った布バッグの周りを、大の大人が5~6人、

真剣な顔して調査機をあてているものだから、 私はおかしくて、思わず笑っちゃって、

そうしたら職員の方々も素に戻ったのか吹き出し始めちゃって、

「オ。。。オレら何してるんだ?」みたいな感じで ひとしきり皆で笑ってしまった。

私が、「ああ、面白かった。」と言うと、

「すみませんでしたね~、搭乗ゲートは、中に入ってすぐ左です!」とか親切に案内してくれて、

太伯もニコヤカに見送られ、

晴れて! 離陸直前ギリギリに、機上の人となったのでした。

はあ~やれやれ。

CIMG0716_convert_20100912110547.jpg

太伯、もうポテトは空だから。

次号、エアインディアの機内が明らかになる! つづく!


にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村
関連記事

テーマ : ワンコとお出かけ
ジャンル : ペット

vol.6 我が犬、飛行機に乗る

私が購入したのは7万5千560円の格安空港券。

席に着いたとたん、ちょっと凹んだ。

 CIMG1234

もう、35才で、 エコノミーとかで旅行したくない、とつくづく思った。

普段はシンプルライフでいい。 修行僧のように物を持たずに暮らしたい。

でも、飛行機に乗る時は、ファーストクラスがいいわ。

物質的な豪華さが欲しい訳じゃない。

でも、心をこめた空間、 物や人をいつくしむまなざしの中で日々をすごしていたい。

ファーストクラスだから心がこもっているとは限らないが、

お金を払って思いやりの上辺だけでも手に入るなら、お金払うよ。

もうね、シートポケットが、 ゴムひもで伸びる時点で、気持ちがみすぼらしくなる。

感じ過ぎだとは思うが、悲しくなってきてしまう。

美がない空間というのが本当に辛くて、病気にまでなる。

CIMG1236

でも今、貧乏な自分がいけないのだ。

エコノミーが嫌なら、 これからはいつもファーストクラスに乗れるよう頑張ろう。

美や芸術に囲まれていたいなら、 それに見合う様、これからもっともっと努力しよう。

久々の海外なのに、テンションがあまり上がらず、 席に座ってぼーっとしていると、

離陸前に添乗員たちが客をまとめ始めた。

私の席は後ろから3番目の列で、人もまばらだったが、

そのまばらの客をテトリスのように、前にまとめだした。

食事給仕の時などそのほうがやりやすい、というだけの理由だろう。

エコノミーの客ってこんな扱い受けるの(^^;)?

エアインディアの添乗員は恰幅のいいインド人のおばちゃん、おじちゃんばかり。

その内の一人が、私にも動いて、と促した。

「Ah...but I have a dog.」 でも犬が居るんです、と言うと、おばちゃんはOH! と驚き、

じゃ、そこでいいわ、と言ってくれた。

客がまとめあげられると、私は本当に「一番後ろの客」になり、うしろ3列はガラガラ。

ゆったり広々なエリアになった。 ラッキー。

 CIMG1235

犬連れで隣りの人とぎゅうぎゅうに座っていると気を使うし、

トイレに行く時よけ合うのが、 あまり美しくないという理由で好きではないので、

隣りに人がいないといい、と思っていたのだ。

でも飛行機を犬連れで予約した時点で、 空港会社に後ろの席を予約されるようだし、

他の客からのクレームを避けるために、犬連れ客は隔離されるようなので、

満席の便でなければゆったりシートを確保出来る確率は高い。

おお、犬連れ旅、けっこう得な事もあるではないか。

CIMG1238

そして離陸。いざインドへ。

昨日の漫画締め切りから30時間以上寝ていないので、

空の景色を楽しむ心の余裕もなく、すぐに寝転んだ。 3列シート独り占め。

ブランケットも3人分使って、足を伸ばしてゆったり眠る。 すると、

「Where is the puppy?」 インド人添乗員のおっちゃんが、コーヒー片手にリラックス

して聞いて来た。 私は寝転んだままブランケットをはぎ、 お腹の上の青い犬バッグを

「ここ。」と指差した。 oh!♪ とおじちゃんは楽しそう。

私がニコッと笑うと、おじちゃんもニコッと笑って、 いい女の子といい犬だ、

と思ってくれただろう、笑って去って行った。

広々エリア、と書いたが、 後ろ3列は添乗員のみんなの休憩談話室と化していて、

みな思い思いにコーヒー飲んだり、新聞読んだり、 荷物広げたり。

JALやANAでは決して見られない、「お前んちか」的くつろぎぶり。

CIMG1237

↑しかもブリキのスーツケースとか、 シートの上にドッカと置きっぱなしだった。

離陸時も着陸時も。

乱気流地域を飛べば確実にスーツケースが飛んで来て死ぬ、 素敵なエアインディア。

小一時間たった頃、寝ていた所を起こされた。

「Can I see your dog?」 犬見せて!とまた別の添乗員おじさんが言って来る。

犬連れの客がいると、一体どれだけ噂になっているのか。。。

いや、犬バッグから一度出すと、また入れるのが大変なんだよ、 と言って断った。

他の空港会社でも、犬好きの添乗員たちが 「ワンちゃんのお顔出していですよ♪」とか

言ってくれる事があるそうだ。

でもそのお言葉に甘えると、自分の首を締めることになる。

もし犬嫌いの客がそれを見たら、 よほどの事がない限り、

飼い主に直接文句を言う事はないだろう。 でもその人は飛行機を降りた後、

空港会社に文句を言う可能性がある。

そうやって犬持ち込み禁止になったのがJALとかANAなので、

これからの犬連れ旅のみなさんのためにも、 太伯は出さない事に決めていた。

CIMG1247

二時間くらい飛んだ頃に、食事。

「one for your dog?」 犬にもどうぞ、ともう一皿渡され、

ノーノーノー!と仰天すると、 ハッハッハー!と笑って去ってゆく。

ジョークでしたか。。。 このジョーク、機内中ずっと言われる事になる。

CIMG1241

はたして、エアインディアの機内食は、カレーでありました。

成田で用意されたものだから、ヨーグルトは日本メーカーのもの。

野菜も新鮮で、普通に機内食として美味しい。 その後飲み物とかも出るのだけれど、

「Tea for your dog?」 犬に紅茶は?とかお約束を言われるので ノー!と笑って返す。

食べたら更に眠いので、太伯を抱いてまた昏々と眠る。。。

CIMG1240

飛行機に乗るといつも僅かながらに不服なのだが、

 添乗員たちは、客をブロイラーのように扱っている。

エサを与えられ、 窓をしめて眠らせられ、窓をあけて起こされ、

軽食を出され、降ろされ。 これはファーストクラスでも同じことだ。

私はブロイラーではない、と若干プライドを逆撫でされるが、 それしか過ごし様がない

ので、 その通りに過ごしてしまう、圭子、35才の、秋。。。。。

CIMG1242

ブロイラーの旅が嫌なら、 バスタブやウォークインクローゼットがある、

プライベートジェットで旅するしかない。

PJを持っている知り合いが一人だけいるが、

インドまで乗せて、 と言える程の親友、てわけでもないしな。。。

(『サウジアラビアの富豪』という本を読んでいたら、 そいつの名前が出て来たので、

お前、本当に世界の富豪だったんだな、と改めて驚いた事がある。

彼はサウジアラビア人です。)

 CIMG1247

母親というのはどんなに熟睡していても、

赤ちゃんが「ほえあ。」と言っただけで起きられるとか言うけれど、

私も母親のはしくれ。 真っ暗な機内でぱっちりと目を冷ました。

太伯が鳴いた訳ではなく、他の客が寝ている暗い間に、

太伯を一回トイレに連れて行こうと体内時計に念じておいたのだ。

真っ暗な機内をトイレへ歩くと、 トイレ前で添乗員がお喋りしていた。

どうしたの?と聞かれ、 「I wanna let my dog pee...」犬に おしっこさせたいんだけど、

とおしっこシートを見せると、

そんな狭いトイレの中でやることないわよ! ここで出したらいいじゃない!と

言ってくれ、 そのトイレは他の客からは死角にある (階段降りたところにトイレがあ

る)作りだったので、 太伯を出させてもらう。

ワンツー、ワンツー、ワンツー。。。 おしっこのコマンドを言ってやると、

おしっこシートの上をうろうろするが、しない。 したそうでもないし。

でも他の犬連れ海外旅行ブログとか見ても、 丸一日エサも水もやらずに飛行機に

乗せても、 長時間フライトの後はどのワンちゃんも大量のおしっこをするそうだ。

だから一回はトイレに連れて行こうと思っていたのだけれど。。。

「しないわね。」 「したくないみたいね。」

インド人添乗員にもツッこまれたので、太白をバッグに入れ、

席に戻りまたひたすら寝る。。。

 CIMG1245

到着2時間前くらいに、窓が開いて起こされ、軽食。

「one for your dog?」 犬にも軽食は?と聞かれ、だからいらないってばよ、と返す。

キットカットと、ヨーグルト、あとなんだっけ 冷たいサンドイッチとか、そういうの。

美味しかった。 ふと、思い立つ事があった。

私は首都デリーで一泊するため、ホテルと、 空港までの迎えの車を日本で手配して

おいた。 『地球の歩き方』などには空港での悪質なタクシーや客引きに 騙された

体験談がわんさと載っていて、注意して!と呼びかけている。

それを攻略することも楽しめる旅慣れた私であったが、 攻略するのが武勇伝だと思う

年齢も過ぎているし、 子連れなのでとにかく早くホテルに着きたい、と

ネットで予約しておいたのだ。 だから他の一人旅ビギナーの人がいたら、

送迎の車シェアして乗せてあげようかな、と思い立ったのだ。

前列シートの可愛い女の子を選んで聞く。

「空港から、ダウンタウンに行かれますか? タクシーを予約してあるので、

よければシェアしませんか?」 2~3人に声をかけたが、皆ツアーだと言う。

しかもなんかうさんくさそうに見られるし。 (ま、そう思われるんだろうな。。。)

ツアー? エコノミーには日本の若者ばかり乗っているのに、

インドにツアーで来てんじゃねーよ。 バックバックで冒険しろ!と心で悪態づいたが、

いや、インドはツアーが一番いいです、と後で思い知る事になる。

CIMG1244

着陸前に入国カードが配られて、記入する。 「one for your dog?」 犬も入国カード

記入する?と聞かれ、だからいらないってばよ(笑)、と返す。

記入していると、今度は若い男の子の添乗員がやって来て、 犬の写真撮らして!家族に

写メールで送るから!と言う。 だから他の客がいる所で出せないってばよ(笑)。

今度は若い女の子の添乗員がやって来て、 友達か?という親しさで

私の隣りにドッカと座り、 犬撫でさせて!という。

犬バッグの上から撫でさせてあげて、しばしお喋り。

「あなたインド何回目?え?初めて? 初めてのインドで犬を連れてくるなんて!

なんてアクティブなの! リシケシに2ヶ月も滞在するの?!ヨガをやるんですって?!

犬を連れてヨガの旅なんて、すごいわ!なんて勇気があるの!」

ひとしきり興奮され、インドを楽しんでね!と言ってもらえる。

うん、もうすでに、色々楽しいよ。。。

 CIMG1249

最初に席を移動しろ、と言ってきたおばさん添乗員が私の所にやってきて、

「8 hours! No bow! Your dog is amazing! 」と言った。 8時間も全く鳴かない!

あなたの犬すごいわね!と。 うん。でも、だから、大したことではないのだと思う。

他の犬連れ飛行機ブログを見ていると、 可哀想に。。。私のワンちゃん。。。

少しの辛抱だから。。。ごめんね。。。的論調が多いのだが、

汽車や車が特別だった時代の出来事みたいだ。

素になってみれば、飛行機だって大した事はない。

太伯にとって犬バッグに入って圭子ちゃんと移動することなんて、

バスや電車でいつもしている事であって、

今回は、ちょっと長い電車だなーくらいの事。 これから犬連れで飛行機に乗る人は、

ぜひ無駄なエネルギーを心配に使わないで、普通に楽しんで欲しい。

CIMG1250

インドの町並みが見えて来る。 今日は曇りだね、残念だね。。。と太伯に語りかける

が、 それは雲ではなく排気ガスのスモッグであると、

空港を出たとたんの深呼吸で思い知るはめになる。

次号、空港での犬の検疫はどうなるのか?!!!

つづく!

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村
関連記事

テーマ : ワンコとお出かけ
ジャンル : ペット

最近のにっき
更新した日
12 | 2010/01 | 02
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
にっきのまとめ
過去のにっき
twitter
RSSとかそういうやつ
ブロ友って何か知らないけど

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
検索
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。